自閉スペクトラム症にまつわるエトセトラ

自閉スペクトラム症についての障害特性や支援に関する情報を発信していきます

ASDの人にはブームという概念はあるのか?

 

今日はブームについてお話をしていきたいと思います

 

みなさんはブームと言うものがありると思いますが、

ではASDの人にも同じようにブームと言う概念は存在するのでしょうか?

 

 

 

ASDの障害特性からこのブームについて考えていきたいと思います

 

 

そもそもブームというのは何か集中するもの、興味のあるものに一時的に継続して取り組むことを言います。

そして一定期間経つとその集中していたものをやらなくなり、別のものに興味が移ってしまう。

そしてまた一定期間経つとまた別のものに興味を持ち、、、

 

といったものがブームになりますよね。

 

 

ASDの人は細部の情報に強く注目しやすいと言う特性があります。

なので、何か一定期間継続して集中して取り組んでいたものがあったとして、

ふと、突然違うものに注意が向くということがいります。

 

 

これは細部の情報に注意が向きやすいと言う特性が強く出ているものであり、

消して以前やっていた物に興味を持たなくなったと言うわけではありません

細部の情報に注意が向いているがゆえに何か他の情報を与えられたことがきっかけで、

また別の情報に注意が向いてしまったという

考えをするのが良いのかなと思います

 

 

つまり、定型発達の人は物事全体を見て、AとBを比べて、決定しブームというものになりますが、

 

ASDの人は、そもそも全体を見通すことが難しいので、全体を見てAとBを比べるということよりは、

例えばAという細かい情報に注意が向いていたけれど、視覚的に情報が遮断されてAというものが見れなくなった(視覚優位)。

A全体を通しては変化はないが、Aの中の本人が強く注意が向いていた細かい情報が、若干の変化があった(変化・対応の特性)。

などの、我々では気づかない、細かい変化などにより、別のものに強く注意が向いてしまうということになるのです。

 

なので、私はASDの人にはブームという概念は存在しないと思っています。

 

 

では、このブームと呼ばれる実際の行動について、どのように向き合っていけば良いでしょうか?

 

 

それら行動は、本人が注目して集中して取り組めている行動となりますので、それを強みとして生かすことを考えていきましょう。