自閉スペクトラム症にまつわるエトセトラ

自閉スペクトラム症についての障害特性や支援に関する情報を発信していきます

感覚の特異性って色々あって面白いが、どう向き合うべきか?

 

ASDの障害特性のなかで、感覚の特異性があります。

 

これは、感覚刺激が過敏だったり、逆に鈍感だったりする特性です。

 

感覚刺激とは5つあります。

 

視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚

 

 

関わっているASDのお子さんで当てはまっているのはありますか?

例えば、

視覚刺激→ディズニーの服。太陽の光。など

聴覚刺激→子どもの金切り声。車のエンジン音。電子音。など

触覚刺激→タイツの肌触り。紙をくしゃくしゃにする。水や水滴。など

味覚刺激→食べ物。辛い、酸っぱい、甘い。など

嗅覚刺激→焦げた臭いなど

 

上記は例です。まずは把握してください。

 

そして、対応方法について考えていきましょう。

 

 

視覚刺激については、太陽の光なんかどうでしょう。夏の暑い日なんかは、まぶしいから嫌だなんていって、外に出ようとしなかったりした場合にはどうすればよいか?

1つのアイディアとしては、サングラスです。

これを掛けることで、全然変わると思います。

 

日常生活で、特定のキャラクターに対して、過剰に反応し、目を背けようとする行動があったとしましょう。

そういった場合は、活動場所にパーティションを敷いて視覚情報を遮断することも1つの方法です。もちろん、その対象物を除去することも方法です。

 

 

聴覚刺激。日常にはたくさんの音がありますよね。この刺激に対して過敏に反応するお子さんでよく見られる、耳を塞ぐ行為があります。

まずは聴覚刺激を受けていることを考えなければいけないと思います。

特定の音であれば、それを除去することが必要ですが、もう一つの方法としては、イヤーマフの装着です。

これにより、ある程度の音は遮断することができますが、完全ではありませんので、これだけに頼るのは望ましくありません。しかし、イヤーマフを装着すると、耳元が覆われるので、触覚的な安心感を得るというメリットも覚えておきましょう。

 

イヤーマフを装着し続けると、次の課題として、肌荒れ、かぶれなどの皮膚症状が出てくることがあります。そのため、日常のなかで、いつ装着するのか?いつ外すのか?見通しを持たせるため視覚的に説明し、そして皮膚を休ませる時間を作ることも必要となります。

 

触覚刺激。シャツのタグの感覚を避けるために、服を脱ぐといった行動などがあります。

水なんかもよくある例ですね。水の感覚を嫌がる子、逆に好む子がいます。

嫌がる子に対しては、無理して慣れさせるといった対応はナンセンスです。教育的には、もしかしたら良しとされても、障害の特性として捉えるならば、慣れさせるといった対応は本人へ大きなストレスを与えることになるかもしれないということを理解しなければなりません。

 

手洗いができない場合にはどうするか?手を洗わないで不衛生なままにしておくのか?少しでも代替えの行動を考えていくことが必要です。

例えば、湿ったタオルで拭く。ウエットティッシュで拭くことを学習してもらうなども代わりとなるかもしれません。

 

除去することも必要ですが、代わりとなることも教えていくことが必要となります。

 

続きは次回の記事に回します。