自閉スペクトラム症にまつわるエトセトラ

自閉スペクトラム症についての障害特性や支援に関する情報を発信していきます

「こだわり」なんてものはない

 

私が勤めている事業所では、自閉スペクトラム症のお子さんの行動に対して「こだわり」という言葉は使いません。

 

こだわりとは、いったい何なのか?

ただ単に本人がそうしたいから、そういった行動をとったから、ではありません。

そのこだわりと言われる行動には必ず理由があります。

 

こだわりだから、

で、済ませるのではなく、じゃあ、そのこだわりといわれる行動に対して、なぜ、その行動が発生しているのか?

どのように対処すればいいのか?

どう向き合っていけばいいのか?

などを一緒に考えていきましょう。

 

こだわり、と言われる行動の例はたくさんあると思います。もしあればコメントください。

 

例えば、家に帰ってくると、家のリモコンを綺麗に並べて置いておきたい。という例をとります。そして、少しでも曲がったり違う場所にあると、その場の状況に関係なく、すぐにまた、綺麗に並べ直します。

 

なぜ、そのような行動が見られるのでしょうか?

様々な要因が推測されます。

(実例ではありません。家庭環境やお子さんにより、変わります)

 

リモコンというのに、強く興味を持ち、自分が見える場所に置いておきたい。とするならば、注意注目の特性が当てはまるでしょう。

この特性は、特定のものに強く注目しすぎてしまう。または、注意が様々なことに向きやすい。

自閉スペクトラム症のお子さんの見方は、細部の情報に注目しやすいです。今、リモコンと言いましたが、もしかしたら、リモコンの電源ボタンに強く注目しているかもしれません。

または、会社のロゴマークかもしれません。そういった特性が影響し、そして、置き場所も特定の場所しか見えてないかもしれません。

 

他にも考えられることがたくさんありますが、

そういった考えられる特性を知ることで、次の対策が見えてくるかもしれません。

今回はリモコンのことなので、影響は少ないですが、では、リモコンを同じ位置に置くという行動をどうするか?

それを保証するのか?

違う場所に置いてもらいたいならどうするのか?

 

そのような方針を統一する必要があります。母と父など、家族の人によって考え方がバラバラであると、本人はもとより、家族全体が混乱してしまいます。

 

今回はリモコンという例は簡単すぎました。

他に日常の困った「こだわり」があれば教えてください。考えられる特性などを一緒に考えていきましょう!