自閉スペクトラム症にまつわるエトセトラ

自閉スペクトラム症についての障害特性や支援に関する情報を発信していきます

自閉スペクトラム症やADHDで服薬している方へ

 

薬を飲んでいる方、たくさんいると思います。

 

そして、薬との向き合い方は非常に難しいと思います。

 

それはなぜか?

 

家庭領域と医療の領域、子どもであれば、学校の領域、そして私のような福祉的な領域の複数が絡まるからです。そもそもとして、それぞれの領域では専門分野や考え方が違うのは当たり前です。

例えば学校で何か問題があったとして、すぐに薬を飲ましてあげて、というのはよろしくないと私は思います。

薬ももちろん大事ではありますが、薬は補助的な役割です。薬で自閉症が治るわけではありません。

薬を飲むことで支援者からの指示が入りやすくなりますが、大事なのはその後であり、指示が入りやすくなったうえで、構造化のアイディアや応用行動分析のエッセンスを支援に組み込み、生活の質を向上していくべきだと思います。

 

そして、薬を飲んで、支援を行い、結果としてどのように変わったのか、親が中心となり、学校や福祉の場面での様子をまとめ、お医者さんへそれを伝え、そして、薬の量を調整する。この際は第三者へ情報提供をするため、どの領域でも分かりやすいように具体的な情報を整理することが大事です。

 

複数の領域が絡み合うため、お医者さんが日常生活では、学校ではこのように対応してください。と言うかもしれません。しかし、学校では学校の生活があり、家庭でも同様です。一概に これ  とお医者さんが言ってもできないことがあるのは事実ですよね。

 

どの領域でも、生活上の背景には様々な条件や環境が存在し、それを理解したうえで意見を述べるべきです。一番の軸となる親がそれにより混乱してしまっては連携とは言えません。

 

そして親は、知識を得たうえで自分の意見、信念を持ち、それぞれの領域に対する意見をまとめるという役割と最終決定する力があります。

重大な役割ではありますが、親の役割として、しっかりと認識し、お子さんの服薬支援をしていくことが必要と考えます。

 

本当に各関係機関で連携したいのであれば、それぞれの分野で専門性があり、そして、考え方が根本的に違うというのを理解するべきです。

 

難しい部分ではあります。そして、各領域の環境や人によって大きく異なります。こういった考え方も1つの方法として思っていただければと思います。