自閉スペクトラム症にまつわるエトセトラ

自閉スペクトラム症(ASD)についての障害特性や支援に関する情報を発信していきます

障害特性

遊びのアイテムは、買うだけで満足してはいけない理由

こんにちは、あろえです。 全国では学校の休校が続き、地域によっては放課後等デイサービス等の社会資源が休みとなるため、自宅で一日中お子さんと一緒にいる時間が多くなっているのではないでしょうか? こういった状況で考えていかなければいけないのは、…

「好きに遊んでいいよ」が1番辛いASDの子たち

こんにちは、あろえです。 まだまだ先の見えないコロナウイルスの不安。 全国では、放課後等デイサービスの臨時休所や自粛をしているご家庭が多いことでしょう。 そうなりますと、ASDのお子さんが終始自宅にいることになります。 この時、考えていかなければ…

絵画鑑賞の論文から見るASDの視点と特性について

目次 論文の内容について この絵画作品の解説 調査結果 なぜこのような結果となったのか? 論文の内容について まず初めに、皆さんはこの絵を見て、どの部分に注目しどのような印象を受けますでしょうか? 今回はこの絵画について、ASDの傾向の強弱による違…

言葉による注意だけでは根本的な解決にならない2つの理由

こんにちは、あろえです 目次 言葉による注意をしても解決にはならない ①受容コミュニケーションから考える ②相手を萎縮させてしまうということ どうすれば良いのか? 言葉による注意をしても解決にはならない 日々、ASDのお子さんと関わるときに、その子が…

障害特性から見たマスクを装着できない考えられる要因4選

流行ってますね なぜマスクをつけられないか考えたことはありますか? ①感覚的な特異性(触覚刺激によるもの) ②同一性を保持するため ③関係理解の困難さ ④般化の特性 流行ってますね 今の日本で一番の関心事はコロナウイルスではないでしょうか? そして必…

ASDの方の偏食は3つの要因から考える

今回の記事は昼食支援についてです。 ASDのお子さんで偏食のある方はいますでしょうか? 「残さず食べましょう」 なんていう、支援なんて今すぐやめましょう。 では、どういう支援をしていけばいいのか? まず、結論として、 なぜ食べ物を残したのか、本人さ…

注意の仕方を意識するだけでも行動は変化する

家庭や学校、福祉事業所の中で、子どもに注意する場面というのはあると思います。 例えば、教室に置いてあった教師用のオフィスチェアがあったとします。 休み時間に、そのオフィスチェアに子どもが乗って滑りながら遊んでいました。 そのような行動は当然望…

外出活動の考え、アイディア

私が勤めている事業所では、土曜日や長期休みに利用する際の午後に、外出し体を動かす機会を設けています。 予想ではありますが、他の事業所さんでは、外出の活動は、かなり充実した内容になっているのではないでしょうか? 私の事業所では、正直言って、田…

相談を受け付けております

あろえです ASD、ADHDに関わるご家族、友人や関係者、当事者の方など、日常の困り事はありませんか? 私のブログでは、ASDにまつわる知識等を発信していますが、実際に関わる上で知識だけではなくABAに基づいた対応やTEACCHプログラムの考え方、構造化のアイ…

ASDの特性チェックリスト

はっきりとチェックリストとは言い切りたくありませんが、様々な行動がASDのどの特性に入るのか、まとめたものです。 発達の気になるお子さんがいる方や大人自身など、ぜひともご活用ください。では、日常の行動と特性を挙げていきます。行動は一例を含みま…

特別支援学級の在り方を考える時があります

私は学校の教員ではありませんが、色々あって学校の教員の勤務体系をある程度知っており、そして大変さを知っています。 学校の教員と一口にいっても、小学校、中学校、その他もろもろの教員がいます。 その中で、特別支援学級というクラスがあり、そこで指…

いわゆる「グレーな人」、あなたの周りにいますか?

私の親友が働いている職場で、この人ちょっとおかしい、いわゆる「グレーな人」がいるそうです 細かいことや具体的な表現は避けますが、話を聞くとASDの特性にとても当てはまりすぎて思わずニヤけてしまうほどでした。 その親友はとても優しいので、グレーな…

ASDの人は、どのような情報処理の仕方をしているか?それを知ることで接し方が変わると思います。

ASDの人は脳で行われる情報処理の点で定型発達の人とは違いがあります 脳の基本的な3つの働きに沿って、ASDの人の情報処理の違いについて挙げていきます 1.情報のキャッチの質的な障害 我々の生活には様々な情報があります。 定型発達の人は耳や目、鼻、口、…

ASDの方、絆創膏貼れますか?絆創膏を剥がす4つの要因と対応について

ASD当事者の方、お子さんがASDの方、少々怪我をして絆創膏を使用する機会があると思います。 あ、地方によって言い方違うと思いますが、絆創膏に統一しますね。 私の事業所の利用児童さんでも、絆創膏を貼るとすぐに剥がしてしまうお子さんがほとんどであり…

水が好きすぎるなら〇〇してみよう

ASDのお子さんで水が好きすぎて、よく親や先生に怒られるというケースがあります 水は難しいもので、手を洗うときに水をだすのは、はむしろ褒められる事ですが、休み時間などに水を思いっきり出して床を濡らすのは怒られ、ただ単に水を出すと言う行動1つとっ…

放課後等デイサービスを見学するポイント

皆さんの住んでいる所では、福祉サービスの選択先はどのくらいありますでしょうか。 人によっては、たくさんありすぎて迷ってしまうという方もいると思います 福祉サービスと言いますが、今回は放課後等デイサービスの話になります。放課後等デイサービスは…

カームダウンエリアを作るだけでは、何も解決しない

カームダウンエリアと言うのはご存知でしょうか? カームダウンというのは、つまり「休憩」ということです。 よく挙げられるのが、教室の片隅に段ボールの囲いがあって、中にはクッションがあって、何かパニックが起きた際にそこに入ってもらう。という事例…

氷山モデルの考え方について

前回の記事で、氷山モデルについての説明をしました。 これは、1つの問題行動について、氷山のように水面下で隠れている要因を考えていくという考え方です ちょっとややこしいですが、この「氷山モデルという考え方」についての考え方を書いていきます まず…

氷山モデルで考える

氷山モデルと言う言葉をご存知でしょうか 日常でASDのお子さんで様々な行動に対する課題があります その行動面に対する課題について、どのように考えていくのか日々悩む方も多いと思います。 そこで1つの考え方として氷山モデルと言うものがあります。 これ…

ファミレスのガチャガチャに強く注目した場合にはどうすればよいか?

ASDのお子さんと一緒にファミレスは行きますでしょうか? ファミレスの入り口によくガチャガチャが設置されていますよね。 ASDのお子さんでも定型発達のお子さんでも、かなり魅力的なものだと思います。 今回は、そのガチャガチャについて強く注目した対応等…

ネット社会と向き合う

今現在、この世の中は本当にネット社会となっています。 インターネットで検索すれば、さまざまな情報が上がっていきます 我々定型発達の人だけではなく、ASDの人もネット社会で様々な情報に囲まれています。 ASDのお子さんで、ある程度話ができて、また、ネ…

ASDの人にはブームという概念はあるのか?

今日はブームについてお話をしていきたいと思います みなさんはブームと言うものがありると思いますが、 ではASDの人にも同じようにブームと言う概念は存在するのでしょうか? ASDの障害特性からこのブームについて考えていきたいと思います そもそもブーム…

「お外に出たい」という行動を多角的な視点で考える

前回の記事の続きになります。 今回、着目する点は、こちらのツイートになります https://twitter.com/mama64268932/status/1176765726595510272?s=21 朝起きてすぐ、パジャマのまま外に行きたいと癇癪を起こした の行動についてです。 では、この行動の機能…

癇癪が頻繁に起こるケースについて③

① https://www.aroeasd.work/entry/2019/09/26/154054 ② https://www.aroeasd.work/entry/2019/09/26/163923 今回が③となります。 前回は、適切な要求場面を教えるという記事でした。 その他、どのような方法があるでしょうか? ママさんの対応の1つに無視…

癇癪が頻回に起こるケースについて

あろえです。 今回も読者さんのケースについて、引用し研究に基づいた考察等を行なっていきたいと思います。 知識や経験に基づいた私個人の意見も含まれていますので、意見を参考に実際の支援で活用していただければ幸いです。 それでは本文 あっくんママさ…

問題行動をなくす、という考えでは失敗しやすい

あろえです ASDのお子さんで問題行動が起こり、まず考えることは 「どうしたら、問題行動をなくせるのか?」 ではないでしょうか? しかし、その考えも必要ではありますが、ASDのお子さんと関わるうえで、もっと大事な考え方があります。 それは、望ましい行…

CMのフレーズを真似するのは、そのCMが好きだからではない

あろえです ASDのお子さんで、突然CMのフレーズをつぶやいたりするケースはありますか? また、こちらが話したことをすぐに繰り返して、話しをするという行動もありますよね? それら、おうむ返しのような反応をエコラリアと呼んでいます。 とくに、前者のよ…

特定の同級生と競うこだわりのケース②

あろえです。 前回の記事の続きです。 https://www.aroeasd.work/entry/2019/09/21/213432 こちらが前回の記事です。 その中で導き出された内容は 同級生は、娘さんのことは何も気にしていません。 しかし、相手の気持ちや状況を理解することが苦手なので、…

特定の同級生と競うこだわりのケース

あろえです。 今回は、ツイッターのフォロワーさんのASDのお子さんの日常ツイートについて、私なりの考えを書いていきます。 ASDの障害特性の観点から行動の機能を考察し、それに関する構造化のアイディア等について書いていきますが、あくまでも、私なりの…

多動のお子さんとの関わり方

私の事業所でも、多動で注意散漫、1対1の支援が必要なお子さんがいます。 おそらく、このような特性の強いお子さんは、たくさんいると思いますし、支援としても難しさがあるのではないでしょうか? 周りの状況にも関係なく、走り回る、様々な物に興味があっ…