自閉スペクトラム症にまつわるエトセトラ

自閉スペクトラム症についての障害特性や支援に関する情報を発信していきます

いわゆる「グレーな人」、あなたの周りにいますか?

私の親友が働いている職場で、この人ちょっとおかしい、いわゆる「グレーな人」がいるそうです 細かいことや具体的な表現は避けますが、話を聞くとASDの特性にとても当てはまりすぎて思わずニヤけてしまうほどでした。 その親友はとても優しいので、グレーな…

ASDの人は、どのような情報処理の仕方をしているか?それを知ることで接し方が変わると思います。

ASDの人は脳で行われる情報処理の点で定型発達の人とは違いがあります 脳の基本的な3つの働きに沿って、ASDの人の情報処理の違いについて挙げていきます 1.情報のキャッチの質的な障害 我々の生活には様々な情報があります。 定型発達の人は耳や目、鼻、口、…

ASDの方、絆創膏貼れますか?絆創膏を剥がす4つの要因と対応について

ASD当事者の方、お子さんがASDの方、少々怪我をして絆創膏を使用する機会があると思います。 あ、地方によって言い方違うと思いますが、絆創膏に統一しますね。 私の事業所の利用児童さんでも、絆創膏を貼るとすぐに剥がしてしまうお子さんがほとんどであり…

水が好きすぎるなら〇〇してみよう

ASDのお子さんで水が好きすぎて、よく親や先生に怒られるというケースがあります 水は難しいもので、手を洗うときに水をだすのは、はむしろ褒められる事ですが、休み時間などに水を思いっきり出して床を濡らすのは怒られ、ただ単に水を出すと言う行動1つとっ…

放課後等デイサービスを見学するポイント

皆さんの住んでいる所では、福祉サービスの選択先はどのくらいありますでしょうか。 人によっては、たくさんありすぎて迷ってしまうという方もいると思います 福祉サービスと言いますが、今回は放課後等デイサービスの話になります。放課後等デイサービスは…

カームダウンエリアを作るだけでは、何も解決しない

カームダウンエリアと言うのはご存知でしょうか? カームダウンというのは、つまり「休憩」ということです。 よく挙げられるのが、教室の片隅に段ボールの囲いがあって、中にはクッションがあって、何かパニックが起きた際にそこに入ってもらう。という事例…

氷山モデルの考え方について

前回の記事で、氷山モデルについての説明をしました。 これは、1つの問題行動について、氷山のように水面下で隠れている要因を考えていくという考え方です ちょっとややこしいですが、この「氷山モデルという考え方」についての考え方を書いていきます まず…

氷山モデルで考える

氷山モデルと言う言葉をご存知でしょうか 日常でASDのお子さんで様々な行動に対する課題があります その行動面に対する課題について、どのように考えていくのか日々悩む方も多いと思います。 そこで1つの考え方として氷山モデルと言うものがあります。 これ…

ファミレスのガチャガチャに強く注目した場合にはどうすればよいか?

ASDのお子さんと一緒にファミレスは行きますでしょうか? ファミレスの入り口によくガチャガチャが設置されていますよね。 ASDのお子さんでも定型発達のお子さんでも、かなり魅力的なものだと思います。 今回は、そのガチャガチャについて強く注目した対応等…

ネット社会と向き合う

今現在、この世の中は本当にネット社会となっています。 インターネットで検索すれば、さまざまな情報が上がっていきます 我々定型発達の人だけではなく、ASDの人もネット社会で様々な情報に囲まれています。 ASDのお子さんで、ある程度話ができて、また、ネ…

ASDの人にはブームという概念はあるのか?

今日はブームについてお話をしていきたいと思います みなさんはブームと言うものがありると思いますが、 ではASDの人にも同じようにブームと言う概念は存在するのでしょうか? ASDの障害特性からこのブームについて考えていきたいと思います そもそもブーム…

服薬することは善か悪か

タイトルを少しかっこつけてしまいました 別に善か悪かと考える必要はなく、薬とどう向き合っていけば良いかについて考えていくという内容になります。 ASDまたはADHD等の診断されている方たちは薬を処方されている方も少なからずいます。 今回の薬の内容は…

スケジュールを作る時はカード化させるのがオススメである

前回の記事で、スケジュールを提示する際の方法について書きました。 大きく分類すると、具体物とカード、2つに分けられます。 それぞれ、どのような特徴があるでしょうか? 具体物でスケジュールを提示する一番のメリットは、活動内容や目的がダイレクトに…

「スケジュール表」ASDの方には必須のツールです

スケジュール表 と言う単語を見て、一体何か分かりますでしょうか? 過去の記事でもスケジュールについて、触れていましたが、詳しく解説していきたいと思います。 まず、スケジュールというのは、1日の活動を視覚的に示したものです。 ASDの特性の一つとし…

「お外に出たい」という行動を多角的な視点で考える

前回の記事の続きになります。 今回、着目する点は、こちらのツイートになります https://twitter.com/mama64268932/status/1176765726595510272?s=21 朝起きてすぐ、パジャマのまま外に行きたいと癇癪を起こした の行動についてです。 では、この行動の機能…

癇癪が頻繁に起こるケースについて③

① https://www.aroeasd.work/entry/2019/09/26/154054 ② https://www.aroeasd.work/entry/2019/09/26/163923 今回が③となります。 前回は、適切な要求場面を教えるという記事でした。 その他、どのような方法があるでしょうか? ママさんの対応の1つに無視…

癇癪が頻繁に起こるケースについて②

前回の続きです。 前回の記事↓ https://www.aroeasd.work/entry/2019/09/26/154054 前回の記事で、 今回の癇癪を起こしたケースの場合、要求の行動が癇癪という形になって表出されていますよ。 っと書かせていただきました。 では、長く定着してしまった要求…

癇癪が頻回に起こるケースについて

あろえです。 今回も読者さんのケースについて、引用し研究に基づいた考察等を行なっていきたいと思います。 知識や経験に基づいた私個人の意見も含まれていますので、意見を参考に実際の支援で活用していただければ幸いです。 それでは本文 あっくんママさ…

問題行動をなくす、という考えでは失敗しやすい

あろえです ASDのお子さんで問題行動が起こり、まず考えることは 「どうしたら、問題行動をなくせるのか?」 ではないでしょうか? しかし、その考えも必要ではありますが、ASDのお子さんと関わるうえで、もっと大事な考え方があります。 それは、望ましい行…

CMのフレーズを真似するのは、そのCMが好きだからではない

あろえです ASDのお子さんで、突然CMのフレーズをつぶやいたりするケースはありますか? また、こちらが話したことをすぐに繰り返して、話しをするという行動もありますよね? それら、おうむ返しのような反応をエコラリアと呼んでいます。 とくに、前者のよ…

特定の同級生と競うこだわりのケース②

あろえです。 前回の記事の続きです。 https://www.aroeasd.work/entry/2019/09/21/213432 こちらが前回の記事です。 その中で導き出された内容は 同級生は、娘さんのことは何も気にしていません。 しかし、相手の気持ちや状況を理解することが苦手なので、…

特定の同級生と競うこだわりのケース

あろえです。 今回は、ツイッターのフォロワーさんのASDのお子さんの日常ツイートについて、私なりの考えを書いていきます。 ASDの障害特性の観点から行動の機能を考察し、それに関する構造化のアイディア等について書いていきますが、あくまでも、私なりの…

多動のお子さんとの関わり方

私の事業所でも、多動で注意散漫、1対1の支援が必要なお子さんがいます。 おそらく、このような特性の強いお子さんは、たくさんいると思いますし、支援としても難しさがあるのではないでしょうか? 周りの状況にも関係なく、走り回る、様々な物に興味があっ…

トイレの機械がきっかけとなって、排尿が困難となるケースについての分析

あろえです。 今回は読者さんの実際のASDのお子さんの日常での例を見ながら、障害の特性についての考察等をしていきたいと思います。 研究に基づいた個人の意見となりますので、正解や不正解を求めるものではありませんが、こういった情報をきっかけに、より…

感覚の特異性2

https://www.aroeasd.work/entry/2019/09/19/143040 前回の続きです。 味覚刺激から説明します。 この部分は難しいですね。偏食について合わせて説明します。 ASDの人の偏食は、単純に好きだから嫌いだから、といった味覚刺激に影響されていることにプラスし…

行動の機能 誘発される

以前の記事で行動の機能について触れていきましたが、一番重要な機能については触れていませんでした。 それは、誘発されるという行動の機能です。 何か問題行動が起きた時に、アセスメントする際、どうしても、理由が分からない場合がある時があったとしま…

感覚の特異性って色々あって面白いが、どう向き合うべきか?

ASDの障害特性のなかで、感覚の特異性があります。 これは、感覚刺激が過敏だったり、逆に鈍感だったりする特性です。 感覚刺激とは5つあります。 視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚 関わっているASDのお子さんで当てはまっているのはありますか? 例えば、 視覚…

受容コミュニケーションの特性

先ほどの記事では、受容コミュニケーションの特性について触れようと思いましたが、いつのまにか、ずれてしまいました。 受容コミュニケーションとは、相手からの情報をどのようにキャッチするのか、ということです。 ASDの人は視覚的な情報をキャッチしやす…

声掛けばかりの支援になってませんか?

私は放課後等デイサービスで働いていますが、日々支援をする上で注意していることがあります。 それは、声掛けだけの支援、声掛けだけで完結しないようにすることです。 家庭でも、ASDのお子さんと接するときに、声掛けというのはついついやってしまいますよ…

ASDの障害特性一覧と解説

こちらは非常に重要な項目となります。 ASDと言っていますが、発達障害全般的なことですし、強いて言うなら一般の定型発達の方にも、あてはまります。それら特性が強いか弱いか、それだけのことです。 大事なのは、これらの特性を把握し、そして、どのように…